質の高い情報提供は野村證券がピカイチ|“推し証券会社”を語る

NISA制度の広まりと共に資産運用への意識が高まっている現在。手数料の安さや手続きの利便性からネット証券を利用する人も増えていますが、筆者の“推し証券会社”は野村證券です。

この記事では、野村證券の概要やおすすめポイント、筆者が実践している活用方法について紹介します。

目次

野村證券のここが推せる!おすすめポイントを紹介

野村證券のおすすめポイントとして、下記の3点が挙げられます。

  • 専門家による相場解説・銘柄分析のレポートが読める
  • オンラインセミナーを頻繁に開催している
  • 資産に関する総合的なサポートが受けられる

それぞれくわしく解説していきましょう。

専門家による相場解説・銘柄分析のレポートが読める

日々大きく変動している金融市場において、正しい投資判断を下すためには常日頃から情報収集に取り組むことが欠かせません。

資産運用に必要な情報には、マーケット動向や各国の金利政策、要人の発言、個別銘柄の決算状況など多岐に渡ります。中には、「どこで情報収集すればいいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。

その点、野村證券では専門家による相場解説・銘柄分析に関するレポートが豊富に提供されており、質の高い情報に触れることができます。

野村證券で配信されている情報は、主に下記の通りです。

マーケット解説動画
相場分析や投資に役立つ情報を、野村の専門家が動画で解説

・グローバルマーケット展望
・今週のマーケットNOW STOCK VOICE
・[ラジオNIKKEI]マーケットプレス 前場
・テクニカル展望
・「Nomura21 Global」より

野村のレポート
野村の専門家による、金融の動向や世界の市場などの調査レポート

・野村週報
・週刊レポート
・国際金融為替ウィークリー / マンスリー
・銘柄ピックアップレポート
・Nomura21 Global(投資戦略と銘柄紹介)
・野村マンスリー投資会議(要約)
・相続だより


たとえば、マーケット解説動画では、野村證券在籍のストラテジストによるマーケットの展望や見通しが定期的に配信されています。長年にわたって市場を調査してきたプロの話をリアルタイムで聞けるのは、投資家にとって大きなメリットだといえるでしょう。

オンラインセミナーを頻繁に開催している

もうひとつ情報収集の手段として有益なのが、セミナーへの参加です。

野村證券では、社内のストラテジストや外部講師によるオンラインセミナーを頻繁に開催しています。ここで、実際に野村證券で開催されているセミナーのテーマを紹介しましょう。

  • 未来への資産づくり~積立投資を活用した“2つ”の提案~
  • 〇月の相場展望と参考銘柄~「Nomura21 Global」より~
  • 〇月グローバルマーケット展望~経済・金融と為替のマクロ分析~
  • ゴールベースで考える、大切なお金の資産運用について~のむラップ・ファンドのご紹介~
  • 賢い資産形成「NISAのススメ」〜NISAで米国株投資デビュー!魅力と投資のポイントを徹底解説~

※2024年11月時点の情報です

NISAや積立投資の活用方法など初心者向けのものから、マーケット動向や今後の見通しなど実際に運用を行っている人向けのものなど、幅広いテーマでセミナーが実施されています。

中には見逃し配信が行われているセミナーもあるので、自分のライフスタイルに合わせながら隙間時間に情報収集が行えるのが嬉しいポイントです。

資産に関する総合的なサポートが受けられる

実店舗を持つ総合証券では、資産に関する総合的なサポートが受けられるのも大きな強みです。

ネット証券は手軽かつ低コストで取引が行える魅力はあるものの、「1人で投資判断を下すのが不安」「自分に合った運用方法が分からない」と感じることもあるでしょう。大切な資産を適切に運用するためには、対面でプロに相談しながら取り組むこともひとつの方法です。

また、野村證券では株式や投資信託、債券などの他に保険や預金、ローン、iDeCoなど幅広い商品を取り扱っており、お金に関する相談がワンストップで済む利便性があります。

これから長く資産形成に取り組むうえで、「お金についての相談は野村證券に聞こう」と頼れる先ができるのは心強いポイントではないでしょうか。

そもそも野村證券とは?

業界最大手のひとつとして知られる野村證券は、どのような証券会社なのでしょうか。ここからは、野村證券の会社概要や取扱商品について紹介します。

野村證券の会社概要

証券会社名野村證券株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋1-13-1
設立日2001年5月7日
資本金100億円
大株主野村ホールディングス株式会社(100%)
口座数539.6万口座(2023年8月末現在)
店舗数109ヶ店(2023年10月2日現在)

野村證券は、「顧客第一の精神」のもと1925年に設立されました。当初は職員数84名の小さな証券会社でしたが、現在は日本を代表する大手証券会社にまで成長しています。

2023年8月現在の口座数は539.6万口座で、これは全国の証券会社で開設されている証券口座の約16%を占める多さです。顧客資産残高が134.4兆円であることと併せて考えると、野村證券がいかに多くの投資家に利用されているかが分かるのではないでしょうか。

野村證券の主な取扱商品

野村證券の主な取扱商品は下記の通りです。

  • 国内株式
  • 外国株式
  • 投資信託
  • 債券
  • iDeCo
  • 保険
  • FX
  • ラップ口座
  • 預金
  • ローン
  • 不動産セキュリティ
  • トークン(ST)

野村證券では幅広い金融商品を取り揃えており、初心者から上級者までさまざまなニーズに対応することができます。

たとえば、「株式は金融機関Aで、iDeCoは金融機関Bで行う」など複数の金融機関を利用すると、保有資産が分かれてしまい、管理に手間がかかる傾向にあります。

その点、野村證券ではワンストップで資産を管理できるので、複数の金融機関を管理する煩わしさが解消され、より効率的な資産運用を実現できます。

野村證券の活用法

筆者が特に野村證券のサービスで重宝しているのが、毎週発行される「野村週報」です。野村週報は毎週金曜日に発行されるレポートで、イベントカレンダーやマーケット展望、決算発表スケジュールなど、市況を抑えるのに必要な情報がひとまとめにされています。

たとえば、「グローバル・マーケットビュー」のコーナーでは、主要指数や為替、金利がどのように変動したかがひと目で分かり、株式では「どのような業種が売られ、どのような業種が買われたのか」ということも把握することができます。

また、後半ではアナリストによる解説や今後の見通しも掲載されており、これほどの情報量が無料で閲覧できる証券会社はなかなかないといえるでしょう。

現在の市況を正しく捉える材料にもなるため、ぜひ週末の読み物として活用してみてはいかがでしょうか。

これから野村證券を活用する際のポイント、注意点

これから野村證券を利用する際に、いくつか知っておきたいポイントがあります。それぞれくわしく解説していきましょう。

ポイント①オンラインサービスへの登録が便利

総合証券と聞くと、店頭での相談や取引が思い浮かぶかもしれません。しかし、野村證券ではオンラインでのサービスも提供しており、WEB上で金融商品の売買が行えます。

わざわざ担当者を介さなくても取引を進められるので、野村證券を利用するときはぜひオンラインサービスを活用してみましょう。

また、オンラインサービスでは、本記事内で紹介したマーケットに関するレポートを閲覧することも可能です。もちろんスマートフォンからでもアクセスできますので、通勤中や休憩時間を活用して情報収集に取り組むのもよいかもしれません。

ポイント②アプリの活用もおすすめ

資産運用に取り組む人の中には、「スマートフォンで手軽に資産を管理したい」「出先でもマーケット動向を確認したい」という人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが、スマートフォンアプリの活用です。

野村證券では、下記3種類のスマートフォンアプリを提供しています。

  • 野村の資産運用アプリ NOMURA
  • 資産管理アプリ OneStock
  • 野村FXアプリ

たとえば、「野村の資産運用アプリ NOMURA」では、野村證券で保有している複数の資産をまとめて管理することができます。取引状況の確認や情報収集に加えて、売買まで行えるため、野村證券で口座開設をしたらぜひインストールしておくことがおすすめです。

ポイント③手数料には注意が必要

質の高い情報を収集できることが魅力の野村證券ですが、取引チャネルや金融商品によっては手数料が高くなる傾向にあります。

たとえば、店頭で国内株式を買い付ける場合、20万円以下であっても2,860円(税込)の手数料がかかります。ネット証券では国内株式の手数料が無料化されているところもあるため、そうした金融機関と比較すると割高だといえるでしょう。

手数料に関する考え方はさまざまですが、筆者としては「コストとサービスのバランスが重要」と考えています。仮に、「店頭で担当者による情報提供を受けられることが魅力」と考えるのであれば、いくらかの手数料を払っても、それは適切なコストだといえるのではないでしょうか。

なお、野村證券ではオンラインサービスでの取引コストが安価に設定されています。コストを重視する人は、店頭ではなくオンラインでの取引を検討してみるとよいでしょう。

オンラインで野村證券の口座を開設するやり方

野村證券では、オンラインでの口座開設に対応しています。

ここでは、「スピード口座開設」と「かんたん口座開設」の2つの開設方法の流れを紹介しましょう。

スピード口座開設は、マイナンバーカードを持っている人が利用できる口座開設方法です。

スピード口座開設

STEP1:メールアドレスを登録する
STEP2:スマートフォン専用アプリでマイナンバーカードを読み取る
STEP3:必要情報を入力する
STEP4:開設完了通知がメールで届く

平日の13時までに口座開設の受付が完了すると、最短当日に口座開設が行えますので、マイナンバーカードを作成している人はスピード口座開設が便利でしょう。

マイナンバーカードを作成していない場合は、かんたん口座開設で手続きが行えます。

かんたん口座開設

STEP1:メールアドレスを登録する
STEP2:本人確認書類をアップロードする
STEP3:必要情報を入力する
STEP4:開設完了通知が郵送で届く

かんたん口座開設で必要となる本人確認書類は下記の通りです。

<マイナンバー確認書類>
・マイナンバー通知カード
・マイナンバー付き住民票の写し

<本人確認書類>
・運転免許証
・運転経歴証明書
・パスポート

なお、口座開設完了の通知は転送不要の簡易書留郵便で送付されるため、必ず受け取りを行いましょう。

まとめ

野村證券の魅力は、豊富な経験と専門知識に基づいた質の高い情報提供にあります。野村證券で提供されるレポートや動画配信は、適切な投資判断に欠かせない情報収集手段となるでしょう。

最近ではネット証券が主流化してきていますが、ぜひ質の高い情報収集の一環として野村證券を検討してみるのもよいかもしれません。

執筆者:椿 慧理(つばきえり)

新卒で入行した銀行で10年間勤務し、個人・法人営業として金融商品の提案・販売を務める。現在は銀行での経験を活かし、金融専門ライターとして活動中。
保有資格:2級FP技能士、1種外務員資格、内部管理責任者

※『となりの資産運用』では、投資初心者向けのさまざまなコンテンツを掲載中。ぜひ他の記事もチェックしてみてください。

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