家を買う前に知っておきたい!新築購入の流れと体験談

人生の三大出費といわれる住宅費。いざ購入するとなると、「どれくらい費用がかかるの?」「どんな流れで進むの?」と、疑問や不安が尽きませんよね。

そこで今回は、家購入の流れや費用、補助金制度などを、筆者自身の体験談も交えながら解説します。じっくり慎重に検討し、理想のマイホームを手に入れましょう。

目次

新築の戸建やマンションを買いたい!どんな流れで進めるの?

実際の流れは選ぶ物件や人によって異なりますが、まずは家を購入するまでの一般的な流れを知っておきましょう。

情報収集(3~6か月)家探しは不動産会社やインターネット、住宅展示場を活用し希望条件を具体的にすることから始まります。
資金計画を立てる家計を見直し、無理のない予算を立てます。住宅ローンの仮審査を受け、借入可能額や返済計画を確認してください。
物件選びと内覧条件に合う物件を見つけたら、複数の内覧を通して比較・検討します。建売住宅か注文住宅かを決めるのも重要なポイントです。
契約と住宅ローンの本審査「購入物件が決まったら契約を締結し、住宅ローンの本審査を通過後、正式にローン契約を行います。
建築・引き渡し(注文住宅の場合)工事が始まってからも、内装や家の周りのデザインなどの打ち合わせや準備が続きます。建物が完成すると、残金の支払いと登記手続きを経て引き渡しが行われます。

土地選びから始める場合と、完成済み物件を購入する場合ではスピード感が異なりますが、新築購入には最低でも半年ほどかかると思っておくとよいです。

家を買うときにはどんな費用がかかる?

家を購入するときの費用と聞いて、まずはじめに思い浮かべるのは「物件価格」ですが、実はそれ以外にも費用がかかるポイントがたくさんあります。

資金面での不安を解消するには、細かな部分の費用まで知っておき予算に組み込んでおくことが肝心です。ここでは家の購入時にかかる主な費用を解説します。

購入時に必要な費用

新築購入時にかかる費用には、以下の種類が挙げられます。

物件価格家そのものの費用です。新築一戸建てなら約3,000万円〜5,000万円程度が一般的です。利便性がよい地域、都市部ほど高額になる傾向があります。
不動産取得に関する諸費用手付金や登記費用、印紙税、不動産仲介手数料、住宅ローン関連費用などが含まれます。総額の10〜20%が目安です。
火災保険料住宅購入時に必須の保険で、数十万円が必要です。保険内容によって異なります。

住宅金融支援機構の「2023年度 フラット35利用者調査」によると、物件価格や付帯工事、諸費用など、家の購入全体にかかる費用の平均は新築マンションで5,245万円土地付きの注文住宅で4,943万円という結果でした。ここ数年は建築コストの上昇の影響を受け、かかる費用も上がっています。

購入後に必要な費用

そして住宅の購入後には、以下の費用が発生します。

住宅ローン返済自分のライフプランや収入に合わせて返済額を決めます。
固定資産税・都市計画税・維持費用固定資産税や維持費用(修繕積立金や管理費など)は、戸建てもマンションも発生するため、計画に含めましょう。
引っ越し費用・家具購入費新生活を整えるために必要な家具や家電の費用も、計画に含めておきましょう。

多くの方が悩むのは、住宅ローンの返済額や返済期間ではないでしょうか。国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、返済期間の平均は、土地購入を含む注文住宅で34.5年分譲戸建で32.7年分譲マンションで29.7年となっています(注文住宅は全国、その他住宅は三大都市圏での調査結果)。

住宅を購入する方に多い子育て世代は、結婚や出産、育児とライフスタイルの変化も大きい時期です。返済期間や返済額を決めることは、その後の生活に大きく影響するため、長期間続くローンに家計が圧迫されすぎないように十分気を付ける必要があります。

私はこう選んだ!新築を購入したライターの体験談

私は結婚4年目、長女が1歳のときに新築戸建てを購入しました。夫婦2人でじっくり話し合うなかで「子どもが歩き始めたタイミングで広い家が必要になる」と感じたのが購入のきっかけです。

家選びを進める際にもっとも意識したのは「無理のない返済計画」「ライフスタイルに合った家」です。

夫の収入がメインだったため、頭金はほぼ用意せずに購入する形になりましたが、そのぶんローン返済額を家計に負担のない範囲に抑えることを最優先しています。私たちの場合、子育て中の将来を見据えた土地選びや間取りもポイントでした。

今回は、家購入に関しての「ここは良かった!」と「やめればよかった…」と思ったポイントについて紹介します。

ここは良かった!:土地の広さを必要最低限に。予算も慎重に計算

私が住む田舎では、広い土地が当たり前のように売り出されていますが、私は必要最小限の土地にこだわりました。庭を作らず、駐車スペースと物置だけ確保することで、外構費用や維持費を抑えられています。もし大きな土地を購入していたら、維持にかかる手間が増えたと思いますが、現状は年に一度の草刈りだけで済んでいるのでとても満足です。

また、あらかじめ決めた予算を超えないよう、トータルでかかる費用を慎重に計算しました。「〇〇万円のローンを組めますよ」と誘われることや、高額なオプションを勧められることもありましたが、冷静に自分たちの予算を優先しました。営業トークを鵜呑みにせず、信頼できる業者を選んだことで、安心して進められたことは良かったです。

やめればよかった…:ボーナス払いの設定と頭金なしの購入

ボーナス払いが、思った以上にうっとおしく感じるのは予想外でした。ボーナス払いを含めた返済計画にしましたが、無理のない範囲での金額に留めています。これまで問題なく支払えていても、ボーナスが減る可能性や予想外の支出を考えると、常に胸の奥に小さなストレスを感じるのです。

現在は住宅ローンの借り換えを検討しており、ボーナス払いをなくす方向で進めています。

また、頭金なしで購入したことも失敗だったと感じています。浪費家だった若かりし頃の自分には到底難しいことだとはわかっていても、家族が増え、教育費が増加している今になって「当時もう少し節約して頭金を準備しておけば良かった…」と思ってしまうのです。

私の失敗は、おもにお金に関するものばかりですよね。長期のローンは「支払えるかどうかよりも、ストレスを感じずに付き合っていけるか」が重要であると実感しています。最近は金利上昇についての話題もよく目にしますし、早く肩の荷を下ろしたいところですが、完済どころか繰り上げ返済も当分先の話になりそうです。

これから新築を購入する際の注意点

筆者はお金の知識がないまま住宅を購入し、「もっと準備するべきだった」と後悔しています。そのような失敗を少しでも防ぐために、今だから伝えたい注意点をご紹介します。

補助金や税制優遇を活用する

長期優良住宅やゼロエネルギー住宅(ZEH)など、省エネ性能や一定基準を満たす住宅に利用できる補助金を活用しましょう。これらの制度は将来ずっと続くとは限らず、内容も定期的に見直されています。ですが、もし家の購入時に活用できる制度があるなら、それを使わない手はありません。

2024年、国は「子育てエコホーム支援事業」を導入し、子育て世代や若者夫婦世帯への支援を推進しています。住宅に関する補助金は、省エネ性能の基準を満たしていることや、対象となるリフォーム工事を行っていることなどの条件を満たした場合に利用できますので、どのような住宅が当てはまるのか確認しておきましょう。

さらに、住宅購入時には住宅ローンや固定資産税の減税制度も利用できます。家の購入を考え始めたのと同時期から、その自治体で利用できる制度についてもしっかり調べておくのがおすすめです。

予算オーバーを防ぐ計画のコツ

住宅ローン審査での借入可能額は、あくまで「貸りられる額」であって、「無理なく返済できる額」ではありません。家計への負担を抑え、後悔しない住宅購入を実現するためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

毎月の返済額を家計に合わせる

まずは家計全体の収支を見直し、月々の返済額を決めましょう。「月収の〇%以内」という言葉を目にしますが、自分の家計事情や生活スタイルに合わなければ意味がありません。子育て中の方は、今後の教育費や習い事なども考慮して決めるのがおすすめです。

ときどきハウスメーカーや営業担当者から魅力的なオプションやグレードアップの提案を受けることもありますが、本当に必要かどうかを慎重に判断してくださいね。

ボーナス払いをあてにしすぎない

ボーナスを返済計画に組み込むと、もしものときに家計を一気に圧迫してしまいます。長期返済の間に何が起こるかを完ぺきに予想するのは難しく、なによりボーナスは保障された安定収入ではありません。あまりあてにしすぎず、毎月の収入だけで返済できる計画が望ましいでしょう。

入居後の生活を見据えた選び方を

住宅を購入する際に忘れてはならないのが、「入居後の生活をイメージすること」です。建物そのものだけでなく、未来の暮らしまで想像する必要があります。たとえば次のポイントには十分に気を付けてください。

  • コンセントの位置や口数
  • 収納スペースの位置や広さ
  • 暖房器具の種類・取付位置
  • 換気口の場所
  • 日当たりに適した窓の位置
  • 近隣の環境(スーパーや学校、病院の距離、通勤時間、交通の利便性、騒音、治安など)

「家は3回建てないと」という言葉が広まるほど、不満がひとつもない住宅を建てるのは難しいといわれています。ですが、少しでも理想に近づけるために、家族の心地よい生活のあり方や今後のライフスタイルをイメージしてみましょう。

まとめ

新築購入は、人生の中でもっとも大きな買い物のひとつです。気軽に買い替えられないからこそ、購入の流れや費用、補助金制度をしっかり把握して無理のない選択を心がけましょう。理想のマイホームが購入できるよう願っています!

執筆者:いしかわ りの
赤字家計になったことをきっかけに、家計管理に目覚めたWebライター。支出を見直し、貯金ができる仕組み作りに成功した。多趣味かつオタク気質なため、さまざまなお金の誘惑と日々戦っている。

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